昨日6/1(日)は、初めての鷲峯探訪トレッキング開催でした。

昨日6/1(日)、参加者募集した鷲峯探訪トレッキングを実施しました。
心配していた天気は若干曇ったりもしましたが、時たま青空ものぞくまずまずの天気でした。新緑の中、大谷川沿いの登山道を鳥たちの素晴らしいさえずりを楽しみながら歩きました。当初の予定にはありませんでしたが特別追加で鷲峯部落の上水水源(水場の水源でもあります)にも立ち寄り、豊富に水が湧き出ている様子を案内しました。
さらに進んでいよいよ大谷最奥部、最初の目的地である涸滝(カラ滝)と本滝(アオ滝)に到着。涸滝は今回もやはり水がなく文字通り涸れた滝の岩壁がそびえていました。その少し先が本滝。青々と苔むした岩肌、差し込む光にしっとりと輝く緑色の壁を細いながら清らかな水が流れ落ちる姿は何とも言えず魅力的な滝でした。(※実はこのカラ滝とアオ滝、江戸時代に書かれた「勝見名跡誌(上野忠親著)」に記述があります。しかし、記述された滝の位置とその特徴に食い違いがあり、今回はちんころ判断で滝の特徴を優先した名前(カラ滝、アオ滝)で紹介しています。)
そして、滝からの帰り道、今は全く面影はありませんが昔は梨園が広がっていた東山方面に下りました。途中、突然の侵入者?に慌てて走り去るシカに遭遇、シカのねぐらなのかどうか草一つ生えていないような場所もありました。そうこうして第二の目的地、カイコ穴に到着。養蚕が行われていた明治時代、蚕の卵のふ化調整用の雪室として建設されたらしい産業遺産です。深さ7mもの縦穴に石垣を築いたもの(現在は一部崩壊)で、穴の底部中央に蚕卵保管用の小屋があったようです。このカイコ穴に大量の雪を詰め込むことで超大型冷蔵庫として小屋ごと冷蔵し、保管した蚕卵のふ化抑制により養蚕作業の分散を図ったのではないかと思います。(※同じようなカイコ穴は、大山夏山登山道口近くの林の中にも残っています。)

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